昔昔の思い出話
昔昔の思い出話2
1976年にモントルーJazzフェスティバルに、高橋達也と東京ユニオンオーケストラで参加した時の思い出です、滞在期間は約10日間。レマン湖のほとりの素敵なホテルが宿舎でした。滞在の最終日が本番で、毎日近くのホールでバンド総体の練習です。滞在中1日だけ観光の日が有り、モンブランに登るロープウェイで山にあがりました、山の上は、冬でした。下は夏で半袖なのに、上に上がったら冬、ロープウェイでこんなところ迄上がれるんだと思いました、そこはスイス。フランス。イタリアの三国の見渡せる場所でした。。又滞在中。アメリカから参加していたオハイオステーツの大学生のバンドの女性に声をかけられました、ジョデーさんと言う名前だったと思います。私が多田善文さんと歩いていたら、多田さんが特長のあるお下げ髪をしていたので、日本人と感じたのでしよう、そしてSGIのメンバーですか?と訊ねて来ましたので、そうですと答えると、彼女のお姉さんがJazzピアニストのハービー・ハンコックさんを、SGIに紹介したとの事でした。モントルーJazzフェスティバルは、学生バンドの出演する日もあり日本からは早稲田大学のバンドが参加していました。ジョデーさんとはお互いのバンドの練習を見学しました。オハイオステーツのバンドは、サックスセクションは、完璧なナイスサウンドでした。ブラスはいまいちかな〜て感じでした。ジョデーさんがユニオンの練習を見て、これが、プロなの?と言う顔でした。恥ずかしい気分でした。滞在中のホテルでの朝食は、ホテルの一番大きな舞踏会が行われるような豪華な大きなホールに、テーブルが並べられていました。その片隅でJazzトランペットのレジェンド、クラーク・テリーさんが食事をしていました。会話はできませんでしたが、同じ空間にいる実感を味わいました。いよいよ本番の日、私たちの演奏の後にバディーリッチバンドが控えていました、私達の演奏が始まるとバディーリッチさんが賞賛の拍手をくれました。最後に帰国の途につき、コペンハーゲンで、一泊のスケジュールでした。コペンハーゲンでは、スカンジナビアホテルに一泊、ところが偶然スカンジナビアホテルに今はなきトランペットの名手、フレディハバードさんが泊まっていました。彼はその晩チボリ公園の特設会場で演奏とのことでした。その後モントルーJazzフェスティバルに参加だそうでした。その日同行していた。司会者の故イソノテルオさんが、フレディハバードさんと面識があると言う事で、フレディハバードさんとしばしお話をすることができました。最後に東京ユニオンのトランペットセクションプラストランペットの中澤健二さんで、記念の写真を撮ることができました。