鈴木基治 若き日のtrumpet日記1968年
1968年1月9日
3日から8日まで、不幸のため、ほとんど練習できず。
ずっと、調子が狂いっぱなし。
おかげで、また、音がかすれるようになった。
体のせいかもしれない。
1968年1月11日
ビャー、がすこしとまった。でも、まだ、昨年12月後半の調子には、戻れない。
それと、ディミニエンドをかけると、うまく行かない。
要するに、Pがきかない。
テープ学習を怠っているので、また再開しなくては。
アタック音のおわりかた、の研究をしなくては。
1968年1月12日
相変わらず、ビャーと、PPがだめ、でも昨日よりは良い。
ブレスのささえが、思わしくない。
1968年1月13日
最良と、思われるアンブシュアみつかる。
少し、下唇の、巻き込みを、強くする、そして、マウスピースの、下のはしが、
唇からはみでる。上は変わらない感じ。
唇に湿りがなくなった時、舌で、唇に湿りを与えようとすると、
空気柱の通る穴が、変形されて、
アタックミスしやすい。
ロートーンの場合に、あまり唇をひろげちゃうと、次に音が、上がらなくなる。
それに、ロートーンの方が、空気がたくさん要るので、4分音符をやると、音程、幅ともにぶれる
1968年1月14日
テープにあわせて、レベルを見ながら、ブレスコントロール、M M 100で、4拍が、今精一杯。
1968年1月15日
成人の日・・・・関係なし。
ブレスのない、音と音のつぎめで、前の音が、音程が尻上がりになる感じ。
練習の場合の、エスプレッションを、何にしていいか、わからない。
まず、最初は、Pでいくべきじゃないかな。ゆっくり唇を、ひろげる。
どの、エチュードのも、書いてあるように。
1968年1月16日
音程について、今のところ、自分で、音程の差を感じるのは、C#のみ、その他の音、自分で感じ
た音以外は、
修正の必要ないと感じる。
それに、音程も、ダイナミックスと同じように、相対的なものだと思う。
だから、バンドに入っての、音程感だと思う。
そう!自分で感じない限り、修正しないほうがよい。
14日の練習がたたったのか、唇が、はれている感じ。
あまり、ボリュウムをあげすぎるのも良くない。
それと、今日また、食べ過ぎた、悪いってわかっているくせに、
食べ過ぎると、ブレスが全然できなくなる。
1968年1月17日
13日のアンブシュア見失う。3分の2とか、なんとか、あまり気にするからいけない。
なにしろ、一番音が良く響くところをさがすんだ。
昼間練習をやすんだら、夜、少し楽になった。
ねんがら、年中の、練習も唇にかえって良くない事がわかった。
(唇を、ばてさせすぎないように、適度な休憩を、はさみながら練習するべきだ)
1968年1月18日
今日もまた、練習量を、減らしてみた。調子は上々、
でも、PPのかすれは直らない。もっと、綿密な計算が必要だ。
1日の練習量を、どうやって、毎日増やしていくかが、問題だ。
1968年1月19日
要するに、
教則本を、目の色変えて徹底的にやるのでなく、唇のコンデションを整えるための、
ロングトーンでなくては、だめだな。
毎日の練習は、教則本を、何ページやればいい、そんなもんじゃないはず。
◎ それと、今日は、唇が乾く。
1968年1月20日
夜 オケラクラブの会合があるので、時間的に、昼間しか、できない、
また、かすれが激しくなってきた。
1968年1月21日
昼間、相変わらず、かすれる、PPの場合である。
夜になって、あまり唇に力が加わらないで音が出ているのが、解った。
EX4の、音程、G〜Cは、なんとか続く。
1968年1月23日
家の仕事のために、20日からは、昼型のペースに入った。
ようやくかすれが、すくなくなった。昨日よりは良い。
1968年1月24日
EX36 ブレスの前の音が短くなるので、その音の先入観として、ブレスの休みをとったフレーズ
のような気がしてくるが、
最後は、ブレスの休みをつけない、フレーズにならなくてはいけない。
あまりかすれないようだ。
しかし、ミドルオクターブは、まだ、全然力を入れずに吹くのは無理。
1968年1月25日
トロンボーン、後学のために、吹いてみた。
前より、音が出る、ハイトーンのためにも、前より、押し付けない習慣ができた事がわかった。
1968年1月30日
高萩(友人の実家)で、ほとんど、音出せず、クロマチックを、4拍1回だけ。
1968年2月3日
高萩(友人の実家)から、帰ってきて、全然調子狂った。Pではかすれるし、
それでも、前みたいに、あせって、たくさんやるんではなく、ゆっくり、調子を上げていきたい。
昨日は、ロングトーン、今日も同じ。
それと、アドリブのほうも、スターダストの、コードを、アナライズして、自分のフレーズ作りをやり
たい。
☆オーボエのテクニックより、ブレスあるいは、ロングトーンについて、
@ ブレスコントロールを、腹筋でなく、喉でやってしまわない。
A 音のなかぶくれは、いけない。<>
B 鼻から、息をすわない。(異論あり)
C ブレスをとるために、フレーズのおわりを、急激に切る癖をなくす、舌でフレーズを切らな
い。
D 必要以上に、息取りを急ぐ癖は、やめよ。適切なブレスの場所を探す。
E ブレスの、機会を、有効に使う。
F ビブラート(腹筋によるもの、唇とあごによるもの、喉のよるもの)は、かけるのではなく、か
かるものと考える。
ビブラートをとめられることが、テクニックにつながる。ビブラートを使いこなせるようになる。
1968年2月4日(節分)
ロートーンでも、ハイトーンと同じ様な唇でなくては、だめみたい。
ロートーンになると、唇と歯の間に、空気が入ってしまう。
1968年2月5日
ローC〜ミドルGまで、ダイナミックス、ボリュームの上がり方が、スムーズではない。
ミドルオクターブは、だいぶ抜けてきた感じだけど、Aの音が、なんか抵抗が大きい。
1968年2月7日
ミドルG UP、TO、Cは、途中の、音に、波が生じる、振るえ見たい。
ブレスコントロール(腹から、くるものか?)ミドルCを、ロングトーンで、保つことに、困難を感じ
る。
響かせたときの、空気圧の不足か?
1968年2月9日
アイススケートを、してから、練習をすると、腹筋に力強さを感じる(運動の大切さを認識した。)
ミドルG UP TO C抜けない、
クリフォードブラウンの、レコードコピー、フィーリングをつかむため、やってみた、すごくばてる、
そう、レコードの様にすると、ソフトプレスじゃ、やっぱりあんな、迫力は出せないと思うな。
響き渡るという感じが違う。
1968年2月10日
ミドルG UP toCで、Cあたりになって、ダイナミックスをつけようとするとき、
空気の圧力が強くなって、上歯と、上唇のあいだに、空気が入ってしまう。
そして、音が保てなくなる。
スターダストinBbで、1音あげてみたら、案の定、演奏しやすかった、
8分音符と16分音符の3連符の、コンビネーションのフレーズが、すんなりふけた。
クリフォードブラウンも このキーで、ふいていたものと思われる。
中山先生のエチュードに入る。
1968年2月11日
クロマチックオクターブ、ダイナミックスは、相変わらず、B,C,あたりが保てない。
昼やって、7時半頃から、すぐ(ノートレ)で吹き始めたら、全然音がでなかった。
すこしたったら、出てきた。やっぱり、曲やる前に、少し、ロングトーンをやらなきゃ、いけないな。
スターダストをやってみて、F#はちょっと、きついな、4拍のばすのに、空気のささえが、やっ
と。
その他のオクターブ内の音なら、何とか普通に出ている。
1968年」2月11日
オーボエのテクニックより、ビブラートについて、ロングトーンで、ビブラートをかけないで奏する
ってことは、
非常に難しい、そう、腹筋のみだれが、結局は、ビブラートってことになるのかもしれない。?
1968年2月13日
1日の練習で、初めの音がなりにくいので、中山先生の、教則本の、トレーニングやろうと思っ
たけど、
無理があるみたい。ピーウィーア−ウィンの、教則本の方が、楽にできるようだ。
1968年2月14日
昨日、ラタン(戸塚駅前に、あったキャバレー)で、吹いてみて、まず、ステージに、あがって、舞
い上がってしまい
腹のコントロールができなくなる。
だから、まず、冷静さを、とりもどすことがいちばんだ。それと、最初のフレーズ、ものすごいボリ
ュームで吹いたけど、
あれじゃ最後まで続かない。
それと、抜けていないっていうのが、良くわかった。
ステージで、冷静でいるには、たゆまぬ練習しかないね。
1968年2月17日
ロングトーンの、ブレスの腹筋の乱れが、どうも直らない。
口が渇く、ミドルCのアンブシュアの時、唇がねばって振動しにくい。
音を出すとき、最初から、幅が同じじゃなくて、後から、音量が増すので、音程が下がり気味に
なる。
1968年2月19日
ダイナミックス<>をつけると、音程の変わりが目立つので、ダイナミックスをつけても、音が下
がらないように。
アタックの仕方にも、習慣がつかないように。
1968年2月20日
クロマチックオクターブの、ダイナミックス、ミドルCまで、行くと、音を支えられなくなる。
1968年2月27日
久しぶりに、ダイナミックスの、M,M54で、8拍でやってみた。
音程の不安定と、横隔膜の、振るえを感じた。
ダイナミックスも、毎日やらないと、横隔膜が、調子狂うな。
1968年2月28日
M.M54で、8拍の、ダイナミックスやってみて、相変わらずの事は、圧力が、低くなると、
音が震える、これも、訓練で、直るのだろうか。
それと、4拍で、C メイジャーの、ミドルCが、どうにか、音がたもてた。
クロマチックまでもうすぐ!
1968年3月2日
M,M54で、ミドルG〜ローCのダイナミックス、8拍ずつやってみた。
後半から音がかすれた。唾液は乾いてないんだが。
最近ふかなすぎるのか?
デイミニッシュについて、デイミニッシュに6th
の音が、何故入るのか。デイミニッシュのコードは本来マイナー6b5だそうだ。
それを略してdimにつかうらしい。だから、例えばCdimとすると、したからC,Eb,Gb,Aとこうな
る、
dimのコードは、短3度、の音程のつみかさね、だそうだ。
スケール的には長2ど短2度の交互のつみかさね、一音半音の交互の繰り返しでできているス
ケール
だそうだ。コード的には、3種類しかない。あいまいで、また融通の利くコードでもあるようだ。
テナーSAXの川村氏より。
1968年3月3日
現在の練習、ただロングトーンだけやっていて、それで、すぐに曲を吹いたり、まるでまとまりが
ないな。
そろそろ、エチュードに手をつけても良い様な気がする。
それと、練習の、割合(配分)もかんがえなくては、リップ・タンギング・ロングトーンこの三つを、
大体平均に、練習して
いかなくてはいけないと思う。それぞれを、平行して練習しなくては、かたよってはだめだ。
それぞれに対しての、練習曲の選定にも気を配るべし。
1968年3月6日
昼間ほとんどできず、夜もできなかった。
最近割合、音の出が良くなってきたようだ。
しかし、まだミドルオクターブが、完全にリラックスして吹けない。
それと、ブレスコントロールもまだまだ、
でも、最初よりは、ロングトーンが楽になった様だ。
1968年3月8日
原因が、唇か腹か判らないが、トーンが振るえる。
オリンピック(キヤバレー)のトラ(エキストラの事)で、まず、ラタンでも、感じたように、
腹の圧力の訓練の必要性を、うんと感じた。体力だね。アタックのきれいさも必要だし。・・・・・
1968年3月9日
ミドルC以上の音で、腹筋の、乱れがひどい。
MM54で、full,エアーで、はきだして、4拍のロングトーンがヤット。
ブレスコントロールができない。
今までの練習のなかで、
ブレスコントロールのため、タンギングのため、リップのため、フィんガリングのため、
これが必要だ!
1968年3月10日
口の中が渇く、体のせいだろうか。昨日寝たのが、2時近かった。
1968年3月11日
口の中は、さほど乾かなくなったが、肩がこる、肩に力が入っているかも知れない。注意あいな
くては。
1968年3月12日
唇全体の、振動でなくて、唇の一部に、小さな空気の通る穴のあるのを、感じるようになった。
しかし、楽器の鳴り(レスポンス)がどうなっているのか?
MM60で、実音Aを、全力で吹いて、3拍やっとだ。
1968年3月12日
ロングのダイナミックス、クロマチックでも、1回やるとあとがつく、圧力の加えすぎか?、別にそ
んな、力も感じないんだが、
Dの音階だと、C,C#,Dあたりが、まだきつい、Cの音階は、どうにか、保てるようになった。
1968年3月14日
フィンガリングの、問題、早くしようと思わないで、ゆっくり、リズム、指、音程ともに、正確に、や
って、早くしていく。
そうでないと、指もリズムもでたらめになる。
○ 空気の量は、ハイトーンより、ロートーンの方が、多く必要。
アンブシュアが、固まれば、ハイトーンのほうが、比較的らくだ、それだけに、ロートーンのむず
かしさがある、
リップコントロール、今のところ、ほとんどだめ。
トーン【ブレス、タンギング、リップ、レスポンス、イントネーション】これをいつも、意識せよ!
1968年3月16日
体調不調 咽が渇いて、唾液がでない、口の中が粘る、でも、唇のコンデションは、いいんだ
が、
少し、頭も痛い、ブレスの方がきつい。
スタッカートのところ、メトロノームの速度が、遅いほど、ブレスも楽だ、しかし、音を保つのが、
大変、
早いと、息の吸いすぎによって、コントロールが乱れる事がある。しかし、音は高い音でも、比較
的楽に進める。
でも、アタックミスハ、しやすい。
1968年3月17日
全然身がはいらない、口の中も渇くし、ブレス、腹筋の弱さを感じる。
1968年3月20日
昨日、白蘭(横浜駅西口のキャバレー)に、行って、初見視奏と音域、まったく駄目だった。
エチュードをやるときロングトーンの時の唇を、忘れてはいけない。
原因として、ハイトーンの時に、空気柱で音を上げる事を、忘れてしまうからじゃないかい?
半音階的に、上がっていく時は、ミドルGなんか、楽に、響くのに、その音だけ、出そうとして、出
ないのは、
まず、空気柱で出そうとすることを忘れているからだ。
1968年3月21日
小川君の、芸大別科合格で、少し気が引き締まった。
それの伴って、ファイトも沸いてきた。
でもあせる歯って事もわかった。
自分のテクニック面で、遅れているのが判ったし。
もうそろそろ、無理もしていい頃だと思うな。
1968年3月22日
第3バルブの、バルブスライドを使うと、アンブシュアが崩れて、正しい発音ができなくなる。
HIGH Gまでを、ミドルCから、モデラートで、4拍ずつ、今日からはじめる。
レッスン5、EX44 highC〜Gのところでのダイナミックスを忘れると、とんだアタックミスになる。
アタックを安定させるために、ダイナミックスはあると思う、少なくともいまは。
1968年3月23日
EX4のダイナミックス、最初の、Gは割合コントロールできるけど、
10小節ぐらいいくと思うようにコントロールできない。
久しぶりに、自分の音を、聞きつめられた。
そしたら、昼間、抜かそう抜かそうとばかり思っていたので、
音の荒れがひどく、PIANO、では、音より、空気の音の方が大きい。
今までPP,の事忘れていた様だ。
唇の中の、1部での、振動が、解からなくなった。
それに、唇の周りの筋肉の疲労を感じる。
1968年3月24日
本日身体不調、頭が痛い。
ブレスの時に、唇を開いてしまう。だから、アンブシュアが崩れる。
1968年3月25日
EX6、40(MM)ぐらいでやったら、
ミドルCぐらいで、アンブシュアが、震える。ロングトーン不足なのか?
1968年3月26日
昨日の不調は、練習の、仕方に、欠陥があったものと思われる。
前にも、一度こんなことがあった。
響かせよう」ではなくて、割れさせようって、言う様な練習だったこと。
HIGH TONEを、いつもより多めに、出しすぎたからだと思う。
もっと、ゆっくり、徐徐に、やらなければ、だめだ!。
1968年3月27日
昨日公休で、ほとんど練習しなかった。しかし、リラックス アンブシュアが見つかった。
それと、今日の練習ののはじめ頃に、それを感じたが、またどこかに、行ってしまった。
yesterday(ビートルズ)pianoに、あわせて、すこし、やってみた。
しかし、リラックスって言うか、ズーッと、緊張しっぱなしの、唇には参った。
そして。耐久力、のなさがよくわかった。
ほとんど、練習ができなくて、PIANOと一緒に随分やつた、
たくさん吹いても、前ほどは、疲労感は、なくなった。
でも、まだまだだよ。!!!!!!!!!!
1968年3月28日
昨日から曲、吹き続け。最近、マウスピースの位置で一番安定する感じの所が、つかめてき
た。
下唇に、少し多めの、感じ。
それと、歯並びのせいからか、trumpetをかまえた時に、右斜めに、楽器が傾く傾向がある様
だ。
【当時 不二家ミュージックパーラーと、言ったか、ライブを、聞かせるところが、あった。
そこで、デキシーバンドを、聞いたときの、ラッパの人(飴さんだったと思う)が、
かなり、斜めに、構えていたの思い出します。】
移調読み(inCの譜面)もすこし、できるようになった。
1968年3月30日
課題 〇 完全5°の音程の、trumpetのエチュード作成せよ。
1968年4月1日
ミドルGの4拍(MM54)のロングトーン、夜やってみて、あまりに乱れるのに、驚く。
1968年4月2日
まったくの不調、アンブシュアも、どこがどうだか、唇がひりひりする、練習にも、身が入らない。
1968年4月3日
練習は練習であって、遊びではない。だから、自分の今の段階では、無理な曲であろうと、
いい加減な気持ちでやってはいけない。そして、その曲を、やったって言う事で、なにかを、得な
ければいけない。
練習している時は、必ず譜面を視ること、そして、自分が、今どこを、やっているか認識しなくて
はいけない。
課題 〇 3連、クロマチックのエチュードを作成せよ。
1968年4月4日
練習、唇がひりひりするほど、やらないで、セーブしながら、やるのが良いのが解かった、
そして、4月2日の、不調は、まったくの練習の不手際だ。
今後気をつけなくては。
1968年4月6日
ほとんど練習できなかった。曲ばかりベーベー吹いた。
まったく、どうしようもない。my bonieのアドリブ、どうにか、作った、C Dm G7 F これだけだった
かな。
結構いい線いった。でも、アクセント、や、フィーリングが、どうもうまくいかない。
どうしても、デキシー的な感じになってしまう。
それでも、8分音符に、リズム的なバリエーションのアクセントをつければ、いいのかもしれな
い。
アタック(タッチ)が、すごく悪い。
1968年4月7日
クリフォードみたいになる、まずい、唇がぬれている。
1968年4月8日
リップトリルをやるとき、Pにすると、唇が震える。
Pの難しさ、またしても。
1968年4月10日
練習の仕方、今までの方法が悪かったようだ。
練習の仕方と、休み方のいろんな問題がある、
いっぺんにいろいろ吹いてもだめ、
ミドルCが、ようやくリラックスして吹けるようになった。
でも、練習の量が減ったような気がするので、
耐久力の面でどうかと、思うのだが、
練習も量より質で、合理的なものにしなくちゃね。
1968年4月11日
昨日、ミドルCが、リラックスして吹ける、と思ったのに、今日、唇に、随分力が、加わっているの
を、感じた。
そして、ミドルGは、リラックスして、楽に音が出ていると思う。
1968年4月12日
今まで、曲をやるのに、あせりすぎの感あり、だから、アンブシュアの、リラックスを自分で、忘
れない様に、しなくては。
1968年4月13日
リラックスド、リップスでもって吹くと、唇上下が、きわめて良く振動しているのが、感じられる。
そして、そのアンブシュアによると、アタックが比較的楽に,出来る。
でも、今日はやたらに、唇がひりひりする。
1968年4月14日
曲ばかり、やっているうちに、最良のアンブシュアを、忘れてたんだ。
エチュードの、ロングトーンばかりでなく、ひとつひとつの音に、細心の注意はらいながらの、
ロングトーンを、忘れていた。
ロングトーンの、意味を、忘れてはいかん。
1968年4月15日
アンブシュアに注意しながら、ロングトーン、そしたら、すごく、イントネーションの、悪さがわかっ
た。
いつでも、リラックスって事を、忘れるべからず。
1968年4月19日
頭が痛くて、練習にならない、リラックスアンブシュアを、忘れるな。
1968年4月20日
リラックス、リラックス、今日は、曲を4回ぐらい、やるともう力が入る。リラックス、リラックス、
それで、ハイトーンも響くように、訓練すべし。
1968年4月25日
パッセージが早くなると、アンブシュアが崩れる。
1968年4月28日
練習、ロングトーンをやりすぎて、つかれてだめ。
うまくコントロールすること。
ハイトーンのアタックがまだまだ。
1968年4月30日
団地まわりのため、ペース乱れる。
ロングトーン ミドルGから、上下に、今の所広げている。
出来次第、ミドルCから、上下に、1オクターブ半ぐらいずつ、
広げられる様になれば、とーーーーーーー
しかし、今のところミドルCから、上に1オクターブ、下に、1オクターブ半って言うところだ。
練習は、中山先生の教則本の、1ページめにもどった。
それと、音階練習、読譜力の訓練。
1968年5月1日
タンギングでアンブシュアの位置が動く、まずいね。
1968年5月3日
1日と、同じ。
そして、タンギングって言っても、スタッカートの早いの、舌を動かし過ぎるのかな、
それと、唇が、濡れてくると、それが、著しい、そして、アンブシュアが、崩れる。
1968年5月4日
タンギングの基本、テヌートで、そしてアンブシュアの位置が、崩れなければ、そのままで短く、
スタッカートする。
高校時代の、スタッカートでソフトプレスにすると、動く。
日本JAZZ学校で、いわれたじゃん、唇のまわりが、いやに動くって。
発見 Cminorの平行長調は、3音の調である。
EX,Cminorの、コードトーンは、C,Eb,G、よって、3音Ebmajorの、平行短調にあたる。
1968年5月4日
今、欠けているのは、調の固有の音の認識と、5°4°の関係(サイクルオブ5TH)と、コードの
固有の音の認識。
1968年5月9日
保坂先輩より、トーンの規則性、タンギングの前に上がり気味、ブレスに仕方も、口を動かして
いる。
これはいけないよ!と、アドバイスを受ける。
1968年5月21日
風邪でしばらく、吹いていなかった。大変なロスだ、今日は、あまり無理できない。
相変わらず、ブレスが続かないのには、まいる。
しかし、ブレスが短ければ、短いなりの、なにかがあるはず。
1968年5月22日
アーバンの教則本1ページ目、音の認識と、アンブシュアが、どんな風かを、頭にたたきこむ。
それが不安感を取り除く。
1968年5月23日
風邪で吹いていなかったのに、今日は急に吹きすぎの感あり、それとロングトーンの不足がた
たってか、音が変だぞ。
スケールもおろそかがち。
常にリラックスしていると言う事。
1968年5月25日
唇が乾いて、上と下がくっついて、アタックしにくくなる
1968年5月28日
マウスピースをバックの10ハーフCから、7Cにかえる。
7Cのほうが良い様な感じ、でも まだ アタックとか全然駄目、
7Cのほうが、音に自由がきくような感じ。
しかし、音のコントロールが難しい。
6連譜の定型した、ゆび使いと16分音符との譜を書くと良い。
練習し始めたころのあった、かすれが生じる。
7Cに変えたせいか?
1968年5月3日
マウスピース7C、まだなれない、ミドルC〜ハイGまでが、かすれる。
しかし、10ハーフCよりは、慣れれば良い様な気がする。
1968年6月2日
出ないからださないんじゃなくて、出さなきゃ出ない。
アーバンに、だいたい、常に使うハイAを、マスターしなければアーバンが進まない。
何しろハイトーンを、征服すべし。
1968年6月3日
スタッカートで、アンブシュアが、くづれるのが、はなはだしい。
力を抜いているからだろう、しかし、リラックスをしているから、くづれるんじゃ仕方がない。
リラックスして、くずれない吹き方だ。
1968年6月4日
デキシーキングスのトランペットの人(飴さんだったと思う)の演奏を聴いて、
まず、僕に必要な事、読譜力、って言うのを、あらためて痛感。
そして、練習の仕方も、どんな譜面でも、手当たりしだいに、正確に読めるって事が、大事そう
だ。
それと、曲の構成も、すぐにあらためる習慣を、
ダイナミックス ダイナミックスの差の大きさには驚いた。
1968年6月5日
最近練習が割合楽しい。
Gまでの、アタックは、まだまだだ。
いま、もうそろそろ、Eのリラックスアタックが自分の物になりそうだ。
譜面、、楽器なしで読む練習がいかに大事か、、
それが、テクニックとの、自信につながる物。
1968年6月10日
先生に、アタックの悪さを指摘された。
ミドルCでも、タッチの悪さ、ミドルCまでも、まだ、アタックが安定していないのかな。
ミドルEまでも、まだまだしっかりやらなくては。
1968年6月13日
デイリーアンブシュアスタディー毎日やっている、Eのアタックがどうも音程が取れない。
なんのせいか解らない。何しろ、もうそろそろ克服しなくては。
1968年6月24日
デイリーアンブシュアスタディ順調、Eのアタックも前ほど困難ではない、大分自信がついてき
た。
それと、リップコントロールを、そろそろ、はじめた。
ランゲーもやっている。
曲をやるのが、無駄って言うんじゃなくて、要するにやればやっただけの、ある程度の力はつ
く、
だから、どんなに難しい曲でも、難しい」からって、いい加減な気持ちでやるんじゃなくて、
真剣にやれば、最後にはできる。
1968年7月1日
コード分解、リズムの分析、フレーズの音型を、楽器でつかまえる練習をしよう。
1968年7月4日
タッチが悪い。
Bbのスケールの、E,F,Gのところの、フィンガリング、指が言うことを聞かない。
1968年7月5日
音階について、今一番出来るのがF、Cも難しい、Bbそして、3度音程もやっておくと良い。
1968年7月7日(七夕)
楽器が、詰まっているって佐藤先輩から、言われた。
そういえば、最近ロングトーンPPでばかりで、
レスポンスの事をわすれていたようだ。
1968年7月10日
レスポンス少しとりもどせた感じ。
今、ハイGまでのロングトーンを、リラックスでできる様にと考えている。
コードネームだけで、音(コードトーン)を、把握できる研究、練習の必要あり、
13TH CHORDについて、
ある音の13TH CHORDは、ROOT,CHORD+長2度下のMAJOR7である。
例えば、C13THだと、C CHORD+BbMAJOR7と言うことのなる。
1968年7月15日
昼間練習しすぎた。アーバンも、ほとんどやったところばかり、
でも、フィンガリングの難しいのもう一度やる必要がある。
調の認識が、まだだめだな。
1968年7月16日
SCALE MM76で音をひとつづつ、確実にアタックする事、
今までMM100でやっていた、とんでもないな。リラックスでGのアタックができない。
ブレスについて、
腹(肺)一杯吸うって事と、ブレスのタイミングが問題、
いくら一杯といっても、空気を、肺の中で、停滞させては、いけないような気する。
1968年7月17日
アーバンの12番の練習、全然さえない。ハイEとハイFのアタックがまだまだ。
アタック、アタック。
ミドルCからミドルGまでのアタック徹底的に、どうしたら良いか研究だ。
1968年7月20日
ものすごく口の中が乾いてどうしようもない。
まいるな、dailyアンブシュアスタディできなかった。
1968年7月28日
口の乾きは、どうにかとまった。
トーンが続かないのが、どうも気になる、そして、いつまでたっても、曲ができない。
いつになったら、できるのかと思う。
1968年7月31日
ブレス、先輩のを見ていると、すごく吸い込みがある、ブレス、あまり気にしないで、うんと、吸う
事だな。
それで空気圧を、ばっちりつけること。
1968年8月5日
プレイヒルでロックバンドと一緒にやってみて、まず、ハイC以上の音が、まだ自分の音でないっ
てこと、つくづく感じた。
それだけ。。。。。。
彼らのグループについて、
彼らの追っているバンドは、割合に、程度の高いものだし、まとまっている。
サイドギターのダブルのピッキングは、ごきげんだし、ベースのウォーキングも良い。
ドラムもビートはきいている。
リードボーカルも感じが出ている。しかし、どこまでが、彼らの個性であるかだ!
リード、ドラム、ベース、のメンバーは、温和だが、サイドギターがすごく気が短かそう。
やっぱりアマチュアはそれだけのものか?
しかし彼らの根性は大変なもんだ。
移調について。
やさしい譜面から、楽器をCにして吹いてみると良い。
1968年8月17日
フリューゲル2,3日前に出してもらって、吹いてみたら、まず音が抜けない、楽器のせいもある
だろうが、
マウスピースのに慣れることもありそう。
ホルンのような、Vカップのマウスピースだ。
TRUMPETとちがって、やわらかい音がする。
コルネットよりもっと、やわらかい。
◎TRUMPETの方は、アタック、タンギングを、主に攻めている。
あの日あの時に使われているコード、Fに対して、Db7このコードが、いい感じ。
Fの、増5の音C#(Db)のセブンスだから、
他の調でも+5CだったらG#(Ab)だね、この7THがこんな感じになる。
1968年8月20日
横浜ナイトクラブ、ブルースカイで、リズムの乗りについて、リードラッパの人にいわれた、
しかし、言っている事がわからない。全然疑問だ、
走る走るって、フィーリングの問題じゃないのか。
音も合わないし、しかしビッグバンドの、鉄則では、リードラッパにあわせなくてはいけない。
自分自身では、シンコペーションの全然解からない曲が、たくさんあるので、譜面全部を、書き
写して、
読譜の練習を徹底的にやろう。
バンドリーダーに、まったく音楽じゃないって言われた。
そしてJAZZでもないって。(この後は、愚痴になっているので、書きません、今考えると、これが
原因で、
このバンドを辞めることになった。)
【続き】、今は何よりも、自分に足りないところを、うんと吸収するのみだ。
(あとは、また愚痴)
1968年8月22日
昨日、リードラッパに、音程があわないって、
ビクビク吹いているからじゃないかな。
実際自分で音程がまったく解からない。ピッチだって、高いのか低いのか。
ピアノで、自分のピッチを比較する練習がたりないのかな。
ビブラートじゃない、唇の震えも絶対なくせって。
バズィングで音階をやれって。(あとは、また愚痴)
1968年8月22日
ロングトーンについて、ブレスと、ロングの長さ、前にも、一度気がついた事があったっけ。
反省の必要がある。
それと、唇の震えを、本当に、完全になくさなければならないって。
1968年9月1日
ロングトーン、本当に震える、
ノーブブラートの難しさ。
実際に演奏の時は、ボリュームをおとすべき、
いや今の場合だけど、
音にたいして、うんと、気を使え、もっともっと、
敏感になるように、いつも音を聞いていなくては。
1968年9月5日
音程、クリフォードと一緒に吹いてみた、ミドル音域の時はいいが、ミドルC以上Gまでの音程
が、まだ完全にできない。
大体まだ、Gまでのロングトーンが足りないのは、解っているんだ。
ロングトーンだ。
唇の痙攣、唇の震え、取れない。
ドリームにいるときは、それほど感じなかったんだけどな。
ロングトーンのやり方が悪かったのも確かだ。
うんと長くってことだ。ロングだぞ。
アタックも相変わらず、
ミュートの使い方、ハーマンだと、うんと吹き込まなければミュートが響かない。
1968年9月8日
環境は、すごく大事
ブルースコードにしろ、反復して、聞くって事が、そして、ベースとかを聞いて、
その曲のコード進行が聴けるようになっていかなくてはならない。
最近ほとんど、リップのための練習ができない、早く抜け出したい。
1968年9月11日
まず僕に足りないところ。
○ボリュームが出ない。
○トーンが完全でない。
○唇の痙攣。
○アタックの悪さ。
○ミドルからハイオクターブの音が自分の物になっていない。
○読譜力がない。休符とシンコペの読み方。
○アフタービートのフィーリングその他フィーリングに欠ける。(JAZZらしさ)
レコードを聴くことしかないだろう。
1968年9月16日
唇の痙攣がとまらない。困ったことだ。
ボリューム。
アフタービート、ハリージェームスのレコードでも、買ってきてビートの変形を練習したら。
アーバンでも、変形してできる。
JACOMEの教則本がほしい。
ハーマンミュートと、ネクタイが仕事をするのに必要だ。
1968年10月2日
アドリブのためのフレーズ、何しろラッパで、取ったものでなくては、身につかない。
1968年12月5日
ご無沙汰してます。
JACOMEのメソード入手。
ロングトーン、リップフレキシビリティーのメソードそろそろ、マイペースに乗って行きそうな感じ、
コードトーンの認識がまだまっである。例えば、B7,B,Eb、F#,A、まだまだぴんとこない。
痙攣は、相変わらず、ハイトーンの横隔膜の振るえも、はげしい。
まずは、体力づくり、それと、フレーズ作り、ラタン(キャバレー)に行っていて、コードの進み具
合と、つなぎ方が、少し
わかってきた感じ。
そろそろ、PIANOと、和声と、マイペースにのせなきゃいかん。
1968年12月6日
ハイトーン、久しぶりにレスポンスなどの練習をする。次のアックは、ハイCだ、目標として。
振るえはあいかわらず、とまらない。
腹筋の振るえもひどい。
体調不良。
1968年12月7日
テープにとってみて、あれてる、かすれてる、って感じ。
振るえもあいかわらず。咽が痛い。
1968年12月10日 富岡
不調、まるで不調だ。
ロングトーンに時間を費やせず。
1968年12月11日
ハイC、を出すに当たり、唇を、閉めすぎる。もっと開く事。
1968年12月16日
ハイトーンのアタックのアンブシュア、開き具合が、まだつかめない。
それと、ハイトーン全体のタンギングが、まるでだめだし。
イントネーションの問題もある。
ハーフバルブ、バルブ2つか3つたかったら?
1968年12月19日、富岡
振るえが相変わらず。
ブレスの短さと、ボリューム
初めから、平均した音域を練習すべし。
1968年12月22日
金石幸夫先生の所に、レッスンに行く。
まず、ノンタンギングのリップ奏法について、
ハイオクターブになるにつれての音の緊張を、指摘された。
まずは、ブレスの圧力が足りない。
それと、無駄な空気のロスが多い。
だから、唇だけで、空気を、うまく音にする事が必要だそうである。
タンギングは、音に対する、装飾であり、舌を突くのではない。
はなすのだ。それから、舌をはなす時は、ゆっくりと、戻すときは、早く戻すのだそうだ。
水道の蛇口の観念を、完全に自分のものにすることだ。
1968年12月24日クリスマスイブ
今、体力作りと、リップコントロールを集中的に。
タンギングは、まだまだである。
バズイングで、ハイCまでの、振動を、唇に与えることができれば、ハイCのタンギングも、楽に
出来るとおもうが。
もっと、スムーズな、リップコントロールを唇に与える。
それと、空気を無駄に使わないって事。
1968年12月25日
先輩(阿蘇氏)より、タンギングについて、音が割れているとのい、指摘あり。
そしてすぐに音にならない。
運動すると、音に馬力がつく事が解かった。
1968年12月27日
相変わらず、自分は音感が悪いって感じ。
毎日、必ず、ピアノに向かって、音を聞け!
|