昔昔の思い出話

昔昔の思い出話 4
1977年頃から1979年頃の、今はなき、高橋達也と東京ユニオンに在籍中のお話です。
TBSテレビで東京音楽祭と言う番組に出た時の話です。
アメリカから、ポールアンカさん、チャカカーンさん、ナタリーコールさん。などの歌手が東京音楽祭にやって来ました。その演奏の時ポールアンカさんの伴奏に日本では(さし)と言っていたのですが、ミュージシャンがついてきました。トランペット2名、バイオリン、リズム隊。ポールアンカさんのバック以外にもたくさんのミュージシャンが来ていました。東京音楽祭のリハーサルは、当時の赤坂TBSのGスタジオで数日間行われました。ポールアンカさんの伴奏にはユニオンのメンバーのなかに(さし)のトランペット2名が入り、ユニオンの3番4番のトランペットは見学でした。この2名のトランペットの人の名前が1番トランペットがボブオドニエル(Bob Odonnell)さん。2番の人の名前は忘れました。リハーサルが終わり2人の宿舎になっているホテルを教わりユニオンのトランペットセクションで、ボブオドニエルさんに教えを請うため、ホテルを訪問しました。訪問に際して、お土産にウイスキーを持って行ったのですが、ボブオドニエルさんは酒を飲まないので。僕はミルクです。と言っていました。そこでボブさんに、勧められたのが、CLAUDE GORDONの教則本でした。これは、当時流行っていた、マジオシステムと言う教則本のようにペダルトーンを基本に練習すると言うものでした。それから暫くはペダルトーンの練習です。然しその練習をするには実際の演奏に影響するのであまりじっくり取り組む事はできませんでした。その後も、ボブさんとは文通を数回しました。文通にあたり、当時ユニオンに在団していた、三木敏悟さんに英文のアドバイスをうけたりしました。又別の時には録音の仕事の時に御一緒した、服部克久さんに、届いた手紙を訳してもらったりした事を思い出します。今考えると服部克久さんには無礼にもそんなお願いをしたのですが、快く、引き受けてくれて感謝です。もう服部克久さんも亡くなったそうです。
遠い昔になりました。

 


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